宝塚歌劇 Feed

2006年1月 2日 (月)

「炎にくちづけを」「ネオ・ヴォヤージュ」 宝塚歌劇 宙組  

観劇日…2005年9月11日
劇場…宝塚大劇場


 「炎にくちづけを」はヴェルディ中期3大オペラの一つとされる「イル・トロヴァトーレ」を土台にして作られた作品です。
 この感想を書くために、ネット検索して初めて「イル・トロヴァトーレ」が有名なオペラであったことを知りました。(同時期の作品として「椿姫」などがあります)ただ一般の日本人にとっては「イル・トロヴァトーレ」はあまりなじみがない作品といえるのではないでしょうか。
 ストーリーは15世紀のスペインが舞台となっています。当時スペインはカトリック系キリスト教徒でなければ人間とは認めないという風潮があり、その中でジプシーなどの異邦人は忌み嫌われていました。
 アリアフェリア宮殿に住むルーナ伯爵は女官のレオノーラに恋いこがれ、任務も手に着かないのですが、レオノーラは吟遊詩人のマンリーコに思いを寄せているという三角関係。ここまではいつもの宝塚恋物語のパターンなのですが、ルーナ伯爵とマンリーコには、血塗られた過去があり、因果応報の物語だったのです。
 「炎に口づけを」のストーリーは原作にほぼ忠実に作られているようで、宝塚的御都合主義にしなかったところが、よかったのではないでしょうか。ストーリー展開は終盤に向かってどんどん重くなり、ルーナ伯爵によって母アズチューナと共に捕らえられたマンリーコ。マンリーコを助けようとするレオノーラは自らの潔白を守るために毒をあおって、マンリーコの腕の中で息絶え、マンリーコも火あぶりの刑に処せられて死ぬところで終わりました。現在の演劇界は喜劇が興行の中心になっていると思うので、これほど八方ふさがりの悲劇は私の中に深い印象を残しました。
 この宝塚歌劇の中でどれほどオペラの原曲を使っているかは判らないのですが、アズチューナが母としての自分の気持ちを歌い上げる曲など、普段男役をなさっている専科の一樹千尋さんくらいの力量がなければ歌いこなせないなと思いました。
 脚本・演出は昨年「王家に捧ぐ歌」で芸術祭優秀賞を受賞した木村信司さんで、今年も力の入った作品を作られたのではないでしょうか。
 
 ショー「ネオ・ヴォヤージュ」は、特にタップダンスの群舞が圧巻でした。
後、今年評判になった「ピアノマン」をモチーフにしたストーリーのショーも楽しめました。

2005年11月30日 (水)

「スサノオ」「タカラヅカ・グローリー!」 宝塚歌劇雪組 

観劇日…2004年5月8日
劇場…宝塚大劇場


「スサノオ -創国の魁-」
 たぶん今まで私が見てきた宝塚歌劇の中で一番画期的な舞台だったといえるのではないでしょうか。
 まずなんといっても舞台装置がほとんど替わらないこと。最後に天の岩戸が開いたときだけ背景が明るくなったくらいで、回り舞台でさえ使用されませんでした。
 そして今月配属されている生徒さん達ほとんどが最初から最後まで出突っ張りだったこと。衣装も古代風の白いもので90人(芝居の最中に目で数えてしまいました)のほとんどが最初から最後まで衣装替えが無くそのままでした。
 もうこの2つのことだけでも宝塚にとって、充分画期的です。
 私の席は2階だったのですが、90人もの人間が舞台で動いているというだけで、その圧倒感には凄い物がありました。
 ストーリーは日本神話の中でも有名なスサノオのエピソードに現代日本の世相を絡めて構成されていました。一番の違いというのはヤマタノオロチの扱いで、大和に征服された部族で生き残った男・アオセトナが教祖様のようになって荒れ果てた大和国から逃げてきた人々をマインドコントロールで支配していて、スサノオと戦うために人々の群がヤマタノオロチになるというかたちになっていました。
 スサノオの暴力によってアマテラスオオミカミは天の岩戸に隠れ、10年間日が射さない大和の国の現状に、暴力を自ら封じ込めようとして悩めるスサノオ役の朝海ひかるのセリフはほとんど叫んでばかりいるように感じました。2階に座っているとスピーカーからストレートに音がぶつかってくるようで、「暴力」「平和」というこの2つの言葉しか頭に残らなかったような感じです。
 アオセトナの扮装は最近のアニメによく出てくる中性的な悪役タイプで、アオセトナが出てきた途端、私の目にはこの芝居が今時のアニメを見てるような感覚に陥ってしまいました。
 それにしても詩劇とはなんだったのでしょうか?別にセリフが詩のようでも無かったような気がしたんですが・・・。

「タカラヅカ・グローリー!」
 昔から現代に至るまでの栄光の宝塚を並べた作品という感じでした。90周年を記念して90人のラインダンスが今公演の呼び物だったと思うのですが、「スサノオ」で90人出突っ張りの後だったので、それほどすっごいとは思えませんでした。宙組発足時の全員でラインダンスの方が、衣装の色やダンスの構成が面白かったなという記憶が蘇ってきました。

2005年11月21日 (月)

「薔薇の封印」 宝塚歌劇月組

観劇日…2003年12月23日
劇場…宝塚大劇場


 今回の公演は宝塚オリジナルとしては珍しく1本立てでした。
 作・演出は今「エリザベート」で脚光を浴びている小池修一郎さんです。
物語は1300年代から始まります。テンプル騎士団の騎士フランシスが逃げ込んだ谷には昔からヴァンパイア伝説があり、その辺りを治める領主は実はヴァンパイアの一族だったのです。領主の娘に見初められたフランシスはヴァンパイアになることを決意し、礼拝堂で婚約式を執り行うのですが、この領主の娘に横恋慕していたミハイルという修道士が嫉妬のあまり、荒ぶるヴァンパイアの魂を鎮める五輪の薔薇の絡んだ十字架を引き抜いたため、ミハイルは悪しきヴァンパイアとなり、フランシスはミハイルを倒すためと、五輪の薔薇を再び集める旅にでることになるのです。
 フランシスとミハイルは不死身のヴァンパイアとなり、中世から始まった物語は、フランス・ルイ14世時代の社交界、ナチス時代のドイツ・ベルリンのタンゴクラブ、そして現代のヨーロッパのとある国と宝塚お得意の時代設定を貫いていきます。最終的には薔薇が集まることもなく、フランシスとミハイルの勝負も決着が付くことなく終わってしまいました。ストーリー的には飽きさせないような工夫もたっぷりありましたが、ちょっと締まりがなかったかもしれません。
 第4話でプロローグの場面に戻ってくるのですが、なんとなく宝塚で見たことあるようなストーリーだなと思って家に帰ってから調べたら、平成12年2月の月組公演「LUNA 月の伝言」の焼き直しでした。まぁね、ご自分の作品の焼き直しなので文句は誰からも出ないでしょうが、見ている私としてはちょっと不満が残ったといえます。

 今回2階のA席に紫吹淳ファンクラブの総見が入ってました。ルイ14世のダンスの先生として、ジプシーのダンサー役の紫吹淳が舞台の左右に居並ぶ女達に投げキッスを送ると「キャー」といって倒れるシーンがあるのですが、その時客席に向かって投げキッスをすると総見のファンの面々も「キャー」と舞台の女達に負けない迫力で声を上げていました。
 宝塚の客席としては珍しくて、楽しかったです。
 嘉月絵理の僧院長ラファエル、歌といい芝居といい素敵でした。

「ロマンス・ド・パリ」「レ・コラージュ」 宝塚歌劇雪組

観劇日…2003年9月14日
劇場…宝塚大劇場


 お芝居の「ロマンス・ド・パリ」。題名だけ聞いているとシャンソンの調べに乗せてパリの下町の悲しい恋物語かなって思ってしまいますよね。ところが今回のストーリーはちょっと生臭いんです。アラブ某王国の将軍が富と権力を手にしようとパリを舞台に暗躍し、パリに留学中の王女(舞風りら)がその騒動に巻き込まれてしまいます。それを助けたのがパリでクラブ(飲み屋の方)を経営しているヴァンサン(朝海ひかる)。
 国民に慕われ人格も素晴らしい王は将軍のクーデターによって軟禁され、王女も将軍の一派によって捕らえられそうになるのを助けられるのです。
 クーデターは若き愛国者達によって解決し、王女が帰国する前日残された時間を楽しむようにヴァンサンと王女はパリを楽しみます。
 淡い恋心を抱いたまま王女は自分の国へ帰っていきます。
 最後は「ローマの休日」のパクリかよ〜とか内心ストーリーにぶつぶつ思いながら見てしまいました。それ以外にも普通自国へ帰るのだし、自国の報道陣に囲まれているのだからアラブの民族衣装を着るべきじゃないのかとか、イスラム教徒は飲酒は禁じられてるだろうがとか、ストーリーにのめり込めなかった分あれこれ冷静に重箱の隅をつつくような見方をしてしまいました。

 「レ・コラージュ」このショーの中での一番の見せ場は第5景・第13場の「メイキング・リズム」でしょう。丸い輪っかがぶら下がった黒い背景のようなものが上から下がってきて、何だろうと思っていると膝から下だけが見えるようになっていて、何人かの足がタップを踏み始めるのです。観客の目が全てその足を集中して見詰める演出です。そして背景が徐々に上がり、丸い輪っかはタンバリンでそのタンバリンをダンサーが各々手にとって踊り出すのですが、途中から伴奏がなくなって、ただタンバリンのリズムだけになってしまいました。今まで宝塚を見てきた中で初めての趣向だったのですが、かなり高度なもので宝塚の底力を見せてくれたのではないかと思ってしまいました。これを見られただけでもこの公演に来て良かったなと感じました。

2005年11月11日 (金)

「シニョール ドン・ファン」  宝塚歌劇月組

観劇日…2003年4月11日
劇場…宝塚大劇場


世界の女性を虜にする“ドン・ファン”ブランドのデザイナー、レオ・ヴィスコンティ(紫吹 淳)をめぐる話でした。
 題名の中に「ドン・ファン」があることからも判るようにモリエールの「ドン・ジュアン」からもチョコチョコッと取り入れられているところがあり、↓の通り、文学座の舞台で原作を拝見していたので、どういう風に利用されているかが判って面白かったです。
 例えば、ドン・ジュアンに振り回される従者が今回は私設秘書という形で霧矢大夢が演じていたり(この私設秘書が敬虔なクリスチャンっていうのが原作を思い出させてくれました)、田舎娘シャルロットとその彼氏が田舎から出てきたファッションモデルだったり、レオに送られてくる脅迫状に「ドン・ジュアン」の文言が使われていたりしていました。
 原作との大きな違いは、ドン・ジュアンは自ら女性を追いかけてものにしてはすぐに飽きて捨てていくのに対して、レオは女性から追いかけられている形になっていたことでしょうか。
 
 レオが経営するバカンスホテルは社交場になっていて、そこにハリウッド女優やらモデルやらレオに関係する女達が集まってきて恋の鞘当てを始めます(お〜、いつものパターンかぁ?と初めは感じたのですが)
 そんな華やかな中に、レオに脅迫状が送られてきて、物語はレオの生い立ち、永遠の恋人、実は自分ではデザインできなくなり美術学校時代からの友人がゴーストデザイナーであったことなど、過去が次々と暴かれていきます。

 宝塚オリジナル作品では久しぶりにウルッときてしまいました。人間の本質をえぐり出させるストーリーが面白かったです。お奨めの一作です。
又今回で卒業する汐風幸(美術学校時代からの友人でレオの運命の鍵を握っていた)が芝居をぐっと締めていました。彼女は下級生の頃から見ていましたので、その演技の上達に目を見張る思いがしました。

 併演の日本物のショー「花の宝塚風土記・春の踊り」はまあまあ、いつものパターンと言っておきたいと思います。

2005年11月 4日 (金)

「ガラスの風景」「バビロン」  宝塚歌劇星組

観劇日…2002年12月23日
劇場…宝塚大劇場


 「ガラスの風景」は1960年代北イタリアの避暑地の小社交界に起きた殺人事件を巡る人間模様と、貿易商ジョーイ(香寿たつき)と人妻の不倫話でした。
 タータンのさよなら公演と言うことで宝塚マニアだった友人と観劇したのですが、その友人曰く「なんか見たことある衣装が次から次に出てきて、衣装倉庫の大掃除かぁ?もうちょっとお金かけてあげればいいのに・・・」とぶつぶつ文句言ってました。そういう見方で行くと、今回の物語も宝塚の最近の傾向、主役とヒロインの決して幸福とは言えない関係(人妻との遅すぎた巡り会い)とか社交界の空騒ぎとか見たことがあるシチュエーションの寄せ集めといってもいいかもしれません。ショーのほうにもこの遅すぎた巡り会いっていうテーマのストーリーが必ずあるので「またか!!」という感がどうしてもぬぐえません。「エリザベート」の後だとはいえ、ちょっと・・・ってところでした。
 その不満を抱えながらも、楽しめたのは専科のおねぇさま、鈴鹿照さんと未沙のえるさんのおしゃべり姉妹の登場でした。鈴鹿さんの女役こんなにしっかり見たの初めてかもしれません。普段はおじいちゃんとかおじさん役が多いですので。この凸凹コンビの絶妙の間合い、さすがでした。
 タータンの舞台は歌・踊り・芝居いずれも安心して見ることができましたので、宝塚を卒業してしまうのがとっても残念です。でも今後も女優として頑張って行かれるとのこと、どんな風に成長していくのかどんな道を切り開いて行かれるのか期待したいと思います。

2005年10月31日 (月)

「プラハの春」「LUCKY STAR」 宝塚歌劇星組

観劇日…2002年5月6日
劇場…宝塚大劇場


 舞台は1968年のチェコスロバキア。改革派のドゥプチェク共産党第一書記の民主化政策の元、一瞬の自由を与えられたプラハに赴任していた日本人外交官と東ドイツ女性との悲恋物語でした。この東ドイツのヒロインは人妻の上に反体制活動家のレッテルを貼られてチェコスロバキアの大学にドイツ語の教師として来ていたのです。
 物語自体も政治がらみですし、宝塚お得意の社交界の場面も無い地味な芝居でしたから、少しでも彩りをということだったのか有名デザイナーの衣装を取り入れていましたが、いくら何でも日本人外交官があんなちゃらちゃらした派手な物着ないだろうと思ったり、現在の外務官僚の不祥事やら特権階級気取りを考えたりして、純粋に物語を楽しむことはできませんでした。
 芝居の間はスメタナの「わが祖国」が流れたりして、格調高いBGMが使われているのに、テーマソングになるとどうしていつもの歌謡曲調の宝塚ソングになってしまうのか、そこのところもひっかかってしまいました。

 お口直しのショーは楽しかったです。香寿たつきは宝塚を昔から見ている人間としては安心できるトップスターです。芝居を30分短くして、ショーを30分長くしてくれたら良かったのにとぶつぶつ。
 初舞台生の一生懸命のロケットも楽しめました。ただ、フィナーレで初舞台生はピンクの衣装、星組全員が黄色の衣装。このちぐはぐな衣装の色使い、もうちょっとどうにかならないのでしょうか。
 おまけ・・・退団した元宙組組長・大峯麻友が観客として見に来ていました。私の前を通ること3回、めっちゃラッキーでした。

「琥珀色の雨にぬれて」「Cooktail」 宝塚歌劇花組

観劇日…2002年3月10日
劇場…宝塚大劇場


 実は宝塚・花組を見るのは今回が初めてでした。ですから行く途中の
西宮北口駅の売店で歌劇を買い、今津線で宝塚に向かうまでの間に付け焼刃で予習しました。それによると「琥珀色の雨にぬれて」は18年ぶりの再演なのだそうです。
 で、芝居が始まってテーマソングを匠ひびきが歌うのを聞いて、「なんだか聞いたことあるなぁ」と思い出しました。
 私が持っている宝塚歌劇団80周年記念のCD「煌めきのときと共に」の中で高汐巴が歌っていたものでした。
芝居は1920年代第一次大戦後のパリを舞台にしています。
が、私の目にはパリの社交界というよりも、現代のホストクラブのように見えました。ジゴロってパリ社交界のホストだったんでしょうか?
 脚本自体は18年経ってもそんなに古い感じはしませんでしたが、テーマソングのほうはちょっと歌謡曲調でどことなく時代を感じてしまいました。(前回の「ガイズ・アンド・ドールズ」は50年前の作品でも劇中歌に時代を感じることはなかったのに)
 「Cooktail」、さすが“ダンスの花組”といわざるを得ない迫力の作品でした。他の組とはスピード感が違います。ずーっと全速力で走り続けているような感じでした。特にバスケットの試合をダンスで表現したものやラテンの場面など見ごたえ満点でした。

「ガイズ・アンド・ドールズ」 宝塚歌劇月組

観劇日…2002年1月2日
劇場…宝塚大劇場


 なんと私としては珍しく一ヶ月も経たない間に宝塚歌劇を見ることになりました。というのも今回は友人が行けなくなった救済チケットだからなのですが・・・。 
 やはりブロードウェイミュージカル、宝塚でも2度目の上演だけあって手の内に入っていると言うべきか大変面白く出来上がっていました。いつものいかにも宝塚オリジナルのストーリー展開と違い(脚色や演出は宝塚劇団付きの先生ではありますが)なんとなくストーリーに不満が残るということもなく、気分すっきりと見ることが出来ました。たぶん約50年前に出来たミュージカルなので徹底的に娯楽に徹していたからだと思います。
(ちょっとご時世にはずれているかなと思えるところもありましたが)
 たまたま先月にみた宝塚も同じ頃のアメリカを舞台にはしていましたが、ひねりすぎてしまっているような気がしました。
 ちょっと残念だったのは今回娘役トップになった映美くらら。まだ演技が遠慮がちであと2・3年後にこの役を演じるところを見ることができたら・・・と思ってしまいました。

2005年10月29日 (土)

「カステル・ミラージュ」「ダンシングスピリット」 宝塚歌劇宙組

観劇日…2001年12月22日
劇場…宝塚大劇場


 清水寺で発表された今年を象徴する文字は「戦」でしたが、このような一年を締めくくるにはやっぱり明るく楽しく美しく宝塚ではないでしょうか。
 そして以前から注目していた宙組の組長大峯麻友が退団するという情報を友人から聞いたということもあって、もう見納めのマユちゃんだけを見てきたと言ってもいいかもしれません。
 お芝居の方は第二次世界大戦前後のアメリカのショービジネスと裏世界を舞台にラスベガスを作った男の話でそこに宝塚らしい純愛が絡ませてあるというものでした。マユちゃんの役は表向きはムッソリーニから逃れる為にアメリカに渡ってきた侯爵の役で、実は裏ではムッソリーニに繋がっているという二癖くらい有る男の役でした。
 なかなか渋い演技を見せてくれました。
 組長と入っても一路真輝と同期なので組長の中では若いほうですから、ショーでもばりばり踊っておられました。宝塚の男役でも個性的な味がある生徒さんが昔から好きでしたから、またまた寂しくなります。
 お気に入りの生徒さんが辞める度に段々宝塚が遠く(距離的に)感じられてきます。
 新生宙組の初代組長という凄い大変なポストを無事勤め上げられ来年の春には卒業されるマユちゃん、お疲れさまでした。